<連絡先>
〒049-5721 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉144
090-1531-4850/em@sammy-7seas.com
田中正文(SAMMY)作品紹介
DVD「洞爺湖物語」より (2010年)
記録写真集「パラオ 海底の英霊たち」より (2007年)
新聞・雑誌掲載より
水中写真
雑誌・書籍表紙より
月刊プレイボーイ連載フォトエッセイ
「コルテスの魔法の海から-第6回」
「褐色の狩人」
「褐色の狩人」<本文>
コルテス海のクルーズは、まさに海のサファリだ。カジキが跳ね、ダツが飛び、エイまでが宙返りをうつ。アシカが顔を出し、ウミガメも小さな頭をもたげる。海面を持ち上げる黒雲の一団は、カツオから逃げ惑うイワシの大群だ。そのカツオも勢い余ってしばしば空中に踊り出る。怒涛の群れで行進するイルカの先では、シャチが鋭利な背鰭を見せ、反対側ではクジラが潮を噴いている・・・。
続々と登場しては水面を賑わせる水生動物たちの間を進んでいると、まるで周到に演出されたテーマパークを、ゴンドラに運ばれて見学しているような錯覚に陥る。カッショクペリカンもまた、水面を賑わすコルテス海の住人のひとりだ。鳥でありながら水際でのアクションの派手さと大胆さでは件の動物たちに引けをとらない。上空から一気に急降下し海面へダイビングする捕食行動では、そのスマートとはいえないボディーが水面を叩く音も、撥ね上げる水柱の大きさも一人前だ。カジキかマンタと聞き違え、遠くならクジラの噴気と見間違える。紛らわしいお騒がせ者だが、海のサファリの立派な一員には違いない。
かれらが1度に捕らえる小魚はわずかに1匹。そのために体当たりする海面は、実にコンクリートと同じ硬さという。褐色の海鳥が、孤高で勇猛な狩人に映る。
<写真キャプション>
ラ・パスから北へ5時間、サン・ホセ島沖の小島、ラス・アニマス。その頂で対面したカッショクペリカンは、おこぼれの雑魚を求めて漁船に群がる港のペリカンにはない、野生の緊張感を漂わせていた。
月刊Top Journal連載フォトエッセイ
「グラビアφ(ファイ)-第19回」
「櫓を持つ小さな手」
「櫓を持つ小さな手」<本文>
海の向こうの子供たちの印象は、とにかく「よく働く」ということ。写真は朝焼けの中、漁師の父親を乗せた小舟を10歳になる少年が懸命に沖へ漕ぎ出そうとしているところだ。 撮影地のインドネシアを含むアジア圏のみならず、多くの世界の国々で、農業、牧畜、水産業などの第一次産業を中心に、こうした「勤労児童」とごく普通に出会うことができる。この少年の場合は学校を挟んで早朝と夕刻に父と漁に出かけるのが日課。子供らしく遊ぶ時間がないのではと気になるところだが、そこは家業と学業の合間をみて、ちゃんと遊んでいる。プラス、土曜の午後と日曜日。子供には実際、それだけの遊び時間があれば充分なのだ。遊び相手である近所の子らもみな同様の境遇だから、誰も何の不満も感じていないようである。
自然の条件下で営まれる仕事には、何より経験がモノを云う。海などはその最たるものだろう。けれども10歳から櫓を持てば、はたちには10年のキャリア・・・。それなりの漁師になれるに違いない。親は我が子を重要な働き手の一員とすることで家業の生産性を高めると同時に、子を一人前の大人に育て上げることができる。それはまた、自らの老後を扶けることにもつながるのだ。親子、家族といった人の営みの、原点を見るような気がする。
<写真キャプション>
撮影地 : インドネシア
少年の目は沖合の漁師を見据える。かれはまだ、一人前ではない。多くのものが必要だ。だがその存在感は大きい。
月刊ダイビングワールド連載フォトエッセイ
「door-第7回」
「震える水面」
「震える水面」<本文>
「ブルには気をつけろ」が、ロスイスロテスのブリーフィングの合言葉だ。
ラパスからボートで1時間。ロスイスロテスは、海況が許せばほぼ通年アシカが目の前で見れ、また特別な幸運の持ち主でなくとも簡単にかれらと水中で出会える場所として世界に名高いダイビングポイントである。通常は繁殖期毎に沿岸の特定の繁殖地に集まってルッカリー(繁殖集団)を作るカリフォルニア・シーライオンが、ここでは解散せずそのまま居着いて暮らしているものと考えられている。集団はいくつかの家族の寄り集まりから成り、1家族の構成は1頭のオスの成獣が複数のメスを従えるいわゆるハーレムとその子供たち。ひときわ目立つ巨体と立派なこぶを頭に持つ個体が、BULLと呼ばれるオスの成獣だ。このBULLが、メスをめぐる熾烈な競争に勝ち抜いてきた強者の威厳と、一目でソレと分かるいかつい風貌とで他を圧倒しつつ、一日中吠えまくりながらテリトリーをパトロールして回っている。これに「気をつけろ」というのだ。
* *
仔アシカがダイバーの手を噛んでいる写真をわたしもよく載せる。事実このシーンはラパスの秋の水中風物詩で、やらせではなく誰でも手を差し出せば本当に噛んでくれる。11月は、その年に生まれたばかりの仔アシカたちが、ダイバーに仔犬のようにじゃれついてくる楽しい季節だ。仔犬のようにという表現はあながちデタラメではなく、その証拠にアシカの祖先はクマと類縁の哺乳類で、その上イヌ、ネコ、クマ、イタチなどと同じ「食肉目」に含める考え方があるほどだから、仔アシカが仔犬の愛らしさを備えているのはむしろ当然の話なのである。しかしBULLとなると話は別だ。どこからどう見ても仔犬ではない。熊そのものである。顎の骨格がクマのそれと酷似しているという学者の言を待つまでもなく、かれに噛まれたら洒落では済まないことは歴然だ。
* *
まだよちよち泳ぎを始めたばかりの幼い仔アシカが、必死にヘッドファーストを覚えようと、不恰好な潜降を繰り返している。その健気な練習風景を、半水面に構えたカメラでほのぼの眺めている時だった。ファインダーの右袖から突然雄叫びとともに現れたBULLが仔アシカの首根っこを咥えたと思うと、パンも追いつかない猛烈な速さで仔アシカを左の袖へと連れ去ってしまった。だがそれで終わりではなかった。BULLは再び左の袖から画角の中に戻ってきた。今度はひとりだった。そして猛り狂った顔で突進してくると一言、「ガオガオガオ、ガオーッ」。ファインダーの中央で水面が震撼した。日本語に訳すと「俺様のガキに近寄るんじゃねえぞ。がおーっ」。反射的にシャッターを切っていたが、ブレずに撮れたのはわたしの身体が芯から凍り付いてしまっていたからに違いない。震えが襲ってきたのはその後のことである。BULLにブルブル。瞬時に思いついたフレーズだが、全てがウソ臭くなるので今回は割愛しておくことにする。
BULLには気をつけろ。
撮影地:ロスイスロテス/ラパス
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常設ギャラリー「田中正文写真館」
・北海道有珠郡壮瞥町(うすぐんそうべつちょう)洞爺湖温泉53番地 「湖畔の宿 洞爺かわなみ」1F
・TEL/FAX: 0142-82-3922
・駐車場完備
・入館無料、無休
・開館時間:14:30-21:30
・サイン入り生写真販売(額装済\2,800~)
出版物 (新着順)
▼洞爺湖物語
▼ オキナワを歩く Ⅳ (写真)
▼ オキナワを歩く Ⅲ (写真)

・2010/02発行
・ノンブル社
・税込価格: ¥1,029
ビーケーワンで探す
▼ オキナワを歩く Ⅱ (写真)

・2009/05発行
・ノンブル社
・税込価格: ¥1,029
ビーケーワンで探す
▼ オキナワを歩く Ⅰ (写真)

・2007/12発行
・ノンブル社
・税込価格: ¥1,029
ビーケーワンで探す
▼ パラオ 海底の英霊たち

・2007/03発行
・並木書房
・税込価格: ¥3,990
アマゾンで探す
▼ ワールドダイブサイト100 (共著)

・2003/09発行
・阪急コミュニケーションズ
・税込価格: ¥2,520
アマゾンで探す
▼ ワールドビーチガイド100 (共著)

・2002/10発行
・阪急コミュニケーションズ
・税込価格: ¥2,520
アマゾンで探す
▼ 海底のオーパーツ (写真・文)
・1997/07発行・南山 宏 (著)・二見書房
アマゾンで探す
▼ 竜宮の扉 (CD-ROM写真集)

・1995発行
・琉石開発
・税込価格: \4,980
詳しくはこちら
写真展歴
▼ 1995年
■ 「沖縄水中100景」
- 那覇市「とまりん」
▼ 1997年
■ 「Friends-旅で出会った子供たち」
- 沖縄県宜野湾市
■ 巡回写真展「沖縄水中100景」
- 沖縄県沖縄市(高等学校)
▼ 2002年
■ 「Los Cabos」
2002.2.27-3.31
ロスカボス国際空港ロビー(メキシコ)
協賛協力 : デルタ航空, アラスカ航空, ロス・カボス国際空港,Deep Blue
Landscape & Marinelife in Los Cabos
■ 「Magical Ocean of Cortez」
- カボ・サン・ルーカス(メキシコ)
▼ 2006年
- 2006.4.17-5/7
- 市川市「ギャラリーカフェれい」(5/7終了)
- 2006.6.13-18
- 市川市八幡市民談話室
■ 「パラオ・海底の英霊たち」
- 滋賀県遺族会(8/18終了)
■ 「パラオ・海底の英霊たち」
- 2006.10.28-29
- 滋賀県遺族会大会会場
▼ 2007年
- 2007.1.1-1.31
- 市川市
- 2007.3.18-4.9
- 大和ミュージアム
■ 「オキナワを歩くⅠ」
- 2007.3.18-4.9
- 大和ミュージアム
- 2007.6.1-6.3
- 三重県桑名市「メディアライヴ」
■ 「パラオの英霊に思いを寄せて」
- 2007.11.17-18
- 三重県桑名市長島温泉内特設会場
- 2007.12.8-12.29
- 「とうや・水の駅」(北海道)
▼ 2008年
■ 「水中の駅を訪ねて」
- 2008.1.13-2.11
- 洞爺湖ビジターセンター
■ 「オキナワを歩くⅡ」
- 2008.6.17-6.22
- パレット久茂地ギャラリー(那覇市)
■ 「オキナワを歩くⅡ」
- 2008.6.28-7.4
- 旧日本銀行広島支店
■ 「ヒロシマを歩く」
- 2008.11
- 広島経済大学図書館
▼ 2009年
■ 「オキナワを歩くⅢ」
- 2009.6.23
- イオンデパート(広島市)
- 2009.7.18-2009.8.16
- 湖畔の宿洞爺かわなみ
- (作曲家・ピアニスト太田亜紀子との音楽&HD映像コラボレーション)
- 2009.11.18-12.16
- 洞爺湖ビジターセンター
- 2009.12.18-12.24
- 札幌NHKギャラリー
- 2009.12.8-12.15
- 北海道新聞小樽支社
▼ 2010年
- 2010.6.18-7.16
- 千葉県立国府台高校
■ 「沖縄を想う」
- 2010.6.19-24
- 広島県呉市「大和ミュージアム」
■ 「オキナワとヒロシマを学ぶ」
- 2010.10.10-15
- 京都市「立命館大学国際平和ミュージアム」


写真家田中正文オフィシャルサイト
田中正文写真館





























相沢邦広
市川よみうり